「これからの時代に求められる教育とは?」

情報化やグローバル化といった社会的変化が、⼈間の予測を超えて進展してきました。

進化した⼈⼯知能(AI)が様々な判断を⾏ったり、⾝近な物のはたらきがインターネット経由で最適化されたりする時代の到来(第4次産業⾰命)が、社会や⽣活を今後⼤きく変えると予測されています。

 2022年頃にはロボットの社会進出、2025年頃にはAIが⼈の代役となり、2027年頃には⼈体とコンピュータの融合、2030年〜40年は⼈と機械が共存・協調する社会へ、2045年にはAIが⼈を超えると⽂部科学省が発表しています。したがってこれからの時代、コンピュータを理解し上⼿に活⽤していく⼒を⾝につけることは、あらゆる活動においてコンピュータ等を活⽤することが求められるこれからの社会を⽣きていく⼦どもたちにとって、将来どのような職業に就くとしても極めて重要であるほか、予測困難な社会においては、情報や情報技術を受け⾝で捉えるのではなく、⼿段として活⽤していく⼒が求められているところであり、プログラミング教育を含む情報活⽤能⼒を育成していくことはますます重要であると考えられます。

 

 このような社会背景の中で、⽇本でもようやくプログラミング教育の重要性が認められ、2020年度から学校教育への導⼊がはじまります。⽂部科学省が推進するICT教育のねらいとは、「情報活⽤能⼒の向上」です。これは、情報やその⼿段を主体的に選択し活⽤していくための基礎的な⼒のことです。簡単に⾔いますと、まずインターネットを活⽤したPCの操作、そして情報モラルの必要性やその社会的責任について、そして最後に情報の科学的理解(プログラミング教育)です。

 

 このプログラミング教育のねらいは、① プログラミング的思考を育む② プログラムの働きやよさ、情報社会がコンピュータをはじめとする情報技術に⽀えられていることなどに気づく③ 上⼿に活⽤してよりよい社会を築いていこうとする態度などを育むとされています。つまり、プログラミング的思考や技能を習得することこだけが⽬的ではなく、それらをどのように活⽤していくのか、これがプログラミング教育の⼀番⼤切なことだと考えます。

 

 私が開発・制作したテキストは世界でも有名な「Scratch3.0」というビジュアル⾔語をベースとしたものです。私⾃⾝もプログラミング教室の講師として、数々のプログラミングイベントでの経験をもとに、誰でも分かりやすく、そして思考や技術を習得しながら「0から1を⽣み出す」経験を積み重ねることができるようになっています。

 

 このテキストは⾃⾛型で取り組むことができ、⽣徒⼀⼈ひとりのレベルやペースに合わせて学習することができます。そしてほとんどがマウス操作でプログラミング出来るので、タイピングの苦⼿な⽣徒でも安⼼して学習に取り組めます。テキストは初⼼者向けの直感的に取り組めるプライマリーコースから、基本を学ぶベーシックコース、中級者向けのミドルコース、上級者向けのアドバンスコースが⽤意されていて、どのコースも楽しい作品を作りながら段階的に⾃然とプログラミングの知識が習得できる内容となっています。

 

 また、どのコースもチャプターごとに作品を制作していく形なので、飽きることなく学習に取り組んでもらえます。各チャプターの最後には⽣徒⾃⾝で⾃由にオリジナルのアレンジが加えられるようにしております。テキスト通りに学習するだけでなく、⾃然と⾃⼰表現⼒を⾼めていくことができます。チャプターの多くがゲーム制作のプログラミングです。

 

 ゲームというと保護者の⽅には印象が悪いかもしれませんが、野球やサッカー、スポーツ全般も「ゲーム」です。ゲームにはルールがあり、その多くが公平性を保つものです。どのようにルールを変えれば、より多くの⼈に楽しんでもらえるか、それを⾃ら考え、形にしていく経験はとても貴重です。

 

 これからの時代を担う⼦どもたちが安⼼してプログラミング教育を受けられるように、多くの保護者様が抱かれている不安が安⼼に変わるように、みなさまのお⼒になれればと思っております。

 

 

0から1を⽣み出す原点

それは「誰かを思いやる⼼」 

すべての⼦どもたちが誰かを思いやれる社会に

AIは⼈を超えられない時代に

 

Scratchプログラマー 川⾓ 寛之